黎明日和

気の向くままに、書きたい事を。

人の目線気にしすぎ問題。

久しぶりに行われる遊戯王のイベント、通称『YUDT』の開催が明日に近づいてきた。

運よく当選したは良いものの、どんなデッキを使おうかと悩み続けている。

 

大会のように勝ち抜く事が目的ではなく、どちらかというと交流会という意味合いが強い(と思う)YUDT。

ガチで勝負しに行くのなら『閃刀姫』一択なのだが、今回は置いておくことにした。 

真剣勝負ではないにしろ、不安定なデッキを持って行って手札事故……となるのもちょっとな……となるので、候補は自然と絞られる。

 

手持ちの中でも『磁石の戦士』『遊星シンクロ』『ドレミコード』『アロマ』はほぼ構築が固まっており、環境トップに通用するレベルではないけれど、中堅デッキとはいい勝負はできるハズ。

 

この中で『アロマ』を使おうと思い立ったのが先週。

他の3つのデッキと比べると強さも安定性も少し劣ってしまうのだけれど……ローズマリー好きが高じてかなりの試行錯誤を繰り返してるデッキであり、このデッキがどこまで通用するか試してみたいと思ったのだ。

これまで試行錯誤を続けてきたお陰で『アロマ』はそれなりに安定しているし、友達とのフリー対戦では問題なく遊べるレベルにはできて来ているのだが。イベントで初見の相手と対戦する、という事を考えると不安が大きくなってしまった。

 

慣れ親しんだ友達同士なら、仮に手札事故を起こして何も出来ず負けてしまっても

「次に会って対戦するときまでに直してこよう」となるのだけど。

 初見の相手との対戦で手札事故を起こしたり、相手の制圧盤面を返せず何も出来ず負けてしまい

「一体何のデッキだったんですか?」と言われてしまう場面を想像してしまうと、このままじゃいかんと躍起になって構築を見返し始めてしまう。

 

ある程度固まってるのに、新しいカードを組み込み再調整を始めてしまう。

考えに考え、デッキ調整を続けていくうちに不安が次々頭をよぎる。

 悩みに悩み、結局、YUDTで『アロマ』を使うのを断念。それが今日の昼間。

 

 そんなワケで『磁石の戦士』『遊星シンクロ』『ドレミコード』の3択になる。

ただ、どのデッキにも共通する悩みどころが一つ。エクストラデッキに入るカードが足りてない。

 『ヴェルテ・アナコンダ』『ガーデン・ローズ・メイデン』『トロイメア・ユニコーン』……どれも3千円近くする高額カードであり、なくてもデッキは成立するけど、あればより強力に戦えるカード。

ぶっちゃけ、これらのカードなしでも十分に戦える。

けれど「これらのカードがあればなぁ……」と思うような場面に出くわす可能性は高い。

 

何より思ってしまうのがやはり対戦相手に

「そのデッキであのカード入ってないのは何で?」

と聞かれるのがなぁ……と思ってしまう。

『アロマ』で悩んでた時と同じだ。デッキの強さとか安定性とか、それよりも深いところで「相手からアレコレ言われるのが怖い」と思ってしまい、終わらないデッキ調整で延々頭を悩ませている。

頭を悩ませて……ふと気づいた。

  

足りないカードがないとデッキを組むのが億劫になるし。

対戦中のミス一つで延々後悔し続けてるし。

遊戯王やってても『完璧主義』こじらせてるなぁと思ったけど。

 

『完璧主義』というより『人の目線』を気にしすぎてるんだなぁと、ようやく気付いた。そんな気がする。

 

何をするにも『完璧でなければ』と頭をよぎり、苦しんできたけど。

その理由が『人の目線気にしすぎ』とわかれば、少しは克服する道が開けるかもしれない。

 

何はともあれ、明日のYUDTを楽しんできます。

『トロプリ』に見る自己肯定感。

トロピカル~ジュ!プリキュアが本当に面白い。

 

アニメは基本的に一度見れば満足するんだけど、トロプリは毎週ほぼ全話を2,3回は見返してるくらいにハマってる。

歴代プリキュアシリーズの中でもトップクラスに好きな作品になりそう……

 

人魚のローラが新たなプリキュア、キュアラメールに変身してますます盛り上がりを見せるトロプリ。

その17話のラストでローラが人の姿を手に入れ、「前触れもなく魔法がとけて人魚バレするんじゃなかろうか」「人魚の頃を恋しく思ってしまうローラが描かれるのでは」等々考えていたのだけど……

続く18話の冒頭であっさりと人魚と人の姿を使い分けるローラが映し出され拍子抜けしたり。

 

とはいえこの18話、トロプリのテーマ『今、一番大事なことをやる』を語るには欠かせない大事な話が描かれている回だったなと。

 

人の姿を得て、あおぞら中学校に編入してきたローラ。

なんでもできると豪語するローラだけれど、人間の学校生活では上手く行かないことも多く。

さらには得意と誇っていた泳ぎすら、人の姿ではままならず……と四苦八苦する彼女の姿が描かれた18話。

 

トロプリのまなつ以外のメンバーって、やりたいことがあれど、できない(やれない)問題を抱えているんだよね。

 

さんごは『やりたいこと』より他人の意見を優先してしまい。

みのりは『やりたいこと』を諦めてしまっている。

あすかは現時点で描写が少なくはっきり言えないのだけど、『やりたいこと』をできない状況に追い込まれた、ではないか。

 

そして今回、ローラは

『できると思っていたことが、できない』という壁にぶつかっている。

 

そんなローラを見て頭に浮かんだ言葉が『自己効力感』。

自己効力感とは、自分は出来る人間だ!と自分に対して確信、自信を持っている事を表す言葉。

しかし、自分は出来る!というこの自信は、失敗によってあっさりと失われてしまう『条件付きの自信』でもある。

 

今回のローラで言うならば「私は泳ぎが得意!」と言った矢先、人の姿では満足に泳ぐことすらできない事実を突きつけられ、落ち込む姿がそれなんですよね。

 

ローラの過去ははっきりしている部分が少ないから言い切れないのだけれど。

「王女になる」と言う夢を胸に、皆から認めてもらおうと奮起するローラの自信満々な態度は、『条件つきの自信』に支えられてきた脆いものであり。

内心では「王女になれない自分はダメ!」という思いを抱えていて、その裏返しとして表れている態度なのかなぁ…と。

 

そんなローラだからこそ、まなつの

「ローラと一緒に学校生活ができて、楽しかった」の一言に救われたんじゃないかなと思う。

 

 

『今、一番大事なことをやる』のに一番必要なのって、ぶっちゃけて言えば自己肯定感なんじゃないかと思ってる。

 

人の目を気にしすぎる。

過去のショックな体験をひきずっている。

他人の言動に腹を立てることが多い。

「すべき」に縛られている。

 

これらは『自己肯定感の低い人の特徴』とよく言われる事柄だけど、こういった事柄がローラ達の言動の端々から見て取れるのは、大なり小なり『自己肯定感の低さ』を抱えているからじゃないかと。ひいては『やりたいこと』をできなくしている要因なのでは……と。

 

そんな彼女たちをグイグイ引っ張っているのがキュアサマーこと、まなつ。

人の良いところを素直に認めることができ、自分が変わってると言われても気にもせず。失敗しても「ま、いいか」とすぐに切り替えられる。

何より、常にやりたいことで溢れている。

もはや、自己肯定感の塊みたいな存在だよね。

そんなキャラクター性もまなつの魅力なのだけど。何よりも、相手の良いも悪いもひっくるめて全部を受け入れているところが、まなつがローラ達から愛される一番の理由だと思う。

まなつにとっては、泳ぎの得意な人魚のローラも、泳げない人の姿のローラも変わらず、ローラなんだよね。

 

自己肯定感を高めるために一番必要なのは「自分をありのまま受け入れること」と言われている。

ありのままの自分を受け入れることに不慣れなローラ達の代わりに、まなつがしっかりと受け入れ、支えているのだなと。

そして、支えられながらも少しずつ、自分の力で自然に『今、一番大事なこと』をできるようになっていくさんごやみのり、あすか、そしてローラを描いていくのがこのトロプリという作品なのではなかろうか。

 

新しいプリキュアも加わったとはいえ、まだ18話。まだまだ始まったばかり。

今後の展開も、本当に楽しみ。

血のにじむような努力とは。

相も変わらず創作やらなきゃって意欲というか呪いと、何やっても無意味という呪いの狭間でヘラっておりますがなんとか生きてます。

 

今年の春アニメがなかなかに豊作で、それを楽しみにとりあえず生きてるって感じ。

SSSS.DYNAZENON』や『Vivy-Fluorite Eye's Song-』は全く先の読めない展開で毎週楽しみだし、『シャドーハウス』のエミリコも健気で可愛い。

 

と言いつつ、今日話題にしようと思った作品は

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』だったり。

 

異世界転生ものの中でも、『平凡なスローライフを望んで異世界に転生したら、不本意なチート能力のせいで厄介ごとに巻き込まれる』系のストーリーが結構好みなんだなと最近気づいた。

私、能力は平均値でって言ったよね!』や、異世界ものじゃないけど『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』等を楽しんで見ていたので、その系譜なのかな。それにしてもタイトルの長い事。

 

キャラも可愛いし話もテンポよくて面白いので、試しに原作も読んでみようと一巻を買ってきて少し読んだのだけど、そこでふと思ったことが。

 

『スライム倒して300年』の主人公アズサは、5年におよぶ社畜生活の末に過労死し、異世界転生を果たしたという過去を持っており。転生先でアズサは不自由のない環境で、やりたい事とできる事だけをしながら悠々自適な生活を送っているのだけど。

 

にも関わらず、結構な頻度で社畜生活を思い出して辛かったとこぼしていたり、後悔してるような描写がかなりの頻度で見られるんですよね。彼女にとって社畜生活は300年も前の出来事であり、さらに言えばその期間に対して社畜生活はわずか5年間しかないにも関わらず。

 

自分が鬱を発症するきっかけになった旧職も期間で言えば半年程度だし、それですら10年近く引きずっているからそういうもんなのかなぁ、と妙な親近感を覚えてしまうのだった。

 

やっぱり辛い記憶って言うのは何年経っても忘れられず思い出してしまうものなんですかね。300年はないにしろ、十何年か経っても簡単には忘れられないだろうなぁとは思う。

 

まあ、そんな背景を背負ったアズサの言葉ですごく印象的だったのがあって。

 

『血のにじむような努力』という言葉に対してキッパリ言い切った、

『血のにじむような努力は人に見られる事を前提としている』という言葉。

 

つまるところ、『人の評価を気にしながら行動しても、耐えられなくなったりやる気がなくなったりするよ』って意味合いであり、自己啓発本やメンタル回復を謳った記事で幾度となく目にした説教であるのだけど、アズサのこの言葉は凡百のアドバイスよりも遥かに強く、かつすとん、と心に残って受け入れることができたのよね。

 

やっぱり物語作品の力って凄いなぁと改めて思い知らされる次第。

理論立てしながら範例をあげつつ長々と述べられる学者の言葉よりも、魅力的なキャラクターの一言の方が深く心に残るのだから。

 

今回はたまたま気が向いて記事に起こしているのだけど、多分これまでもずっと、好きな作品の、魅力的なキャラクターのたった一言で考えが変わったり、救われたりしてきたんだろうなと思う。

 

書いてるうちに思い出したんだけど、トロピカルージュ!プリキュアでキュアコーラルが言った『自分の可愛いを信じる』にも救われたなぁ……と感じたりしたので機会があればそっちも記事にするかもしんない。

 

 

それにしても……今になってようやく『異世界転生もの』が流行る理由が分かった気がする。

現代のストレス社会から抜け出して、無敵の能力で大活躍したり、あるいは悠々自適な生活を過ごしたいって思うのはかなり共感される題材なんだろうなぁ。

10年ぶりに。

メンタルがヘラってきたので昨日今日で有給使って遊戯王三昧してきました。

 

まあ、ヘラってきたから壊れる前に休もうと思って有給使ったのは本当なのだけど、有給取ってから「この日いきつけのカード屋で大会やってるじゃん!」と後から気付き突撃した次第。

 

使用デッキは『閃刀姫』。

かれこれ3年くらい使ってるデッキなのだけど、大会に持ち込むのは今回が初めて。というより大会に参加すること自体がおよそ10年ぶりと言うね。

 

エクシーズ召喚もまだ登場してない時期に参加して、当時の環境デッキに全く歯が立たずにそれはもうボロボロに敗退して以来大会には参加せず、友達と対戦するくらいしかしてこなかったのだけど。

閃刀姫という大会でも十分に通用するデッキを愛用しているうちに「友達とワイワイやるデュエルも良いけど、真剣勝負もやってみたい」とぼんやり考えるようになったのと、

昨今の自粛ムードで友達となかなか会えずに、デュエルをやる機会自体が全くと言っていいほどないまま一年経ち、遊戯王やりたい思いが燻り続けてきたのが大きいなぁ。

なんせ何回も夢にまで見るくらいだったし。コレ本当に。

 

というわけで本日の大会結果を。

 

1戦目:エルドリッチ+ドラグマ召喚獣

さっそく環境デッキの一角、エルドリッチ。大会行く前に下調べしていたデッキの一つなので、何が通ったらヤバイかを把握していたのは大きかった。

互いにじわじわとアド差を広げていくデッキなので結構もつれこみ、ここが攻め時とアクセスコードトーカー狙いで展開したらセレーネ召喚に対してセンサー万別発動。

「あ、コレは詰んだか…」と思いつつセレーネ置いたままターンを渡す。

相手も攻め時と判断したのかセンサー万別をコストにエルドリッチの蘇生を狙ってきたけれど、屋敷わらしで阻止。するとここで攻め手が止まる。

奇跡的に生き残ったセレーネの効果を発動しアクセスコード召喚、破壊効果と攻撃力で攻め切り勝ちを拾った。ありがとう屋敷わらし。

 

2ゲーム目は召喚獣メインで攻めてくるものの、またも輝く屋敷わらし。

召喚魔術のアレイスター回収を阻止したことで相手の攻め手が鈍り、そのまま攻め切ることに成功。

 

1戦目から環境デッキに勝利できたので、以前の大会ボロ負けの苦い記憶は払拭されました。

相手の方もすごく丁寧な方で、久々の大会だけど安心してデュエルできたのも大きかった。

 

2戦目:転生炎獣

現環境では一戦から退いているものの、かつての環境トップはやはり強い。手札誘発もかわされ展開を許してしまい2連敗。

…あんまりこういうこと言いたくないんだけど、勝敗以前に相手の態度が悪くて勝負以前に「早く終わらせたい」と思ってしまった。1ゲーム落とした時点で投了しようと思ったくらい。

 

3戦目:鉄獣戦線+十二獣

1ゲーム目、手札事故。灰流うららと増殖するGで2ターンしのいだものの動けるカードが全く来なくて無理でした。

気を取り直して2ゲーム目、今度は安定して展開し、迎え撃つ体制を整える。

相手の展開を閃刀カードや増G、エフェクトヴェーラーでコントロールし、返しの自分ターンでアクセスコードトーカーを召喚、そのまま攻め込み勝ち。

3ゲーム目、て、手札事故……今度は手札誘発すら見えない…1ターン目で十二獣ドランシア、王神鳥シムルグ、烈風の結界像を展開される。むーりー。

 

結果だけみると事故アンド事故で割と散々だったけど、相手の方とお互いのデッキについて色々話せたりして楽しかったので、これはこれで良し。

 

というわけで久しぶりの大会は1勝2敗という結果で幕を閉じる。

 

やはり経験不足だなぁ…と実感。カードは買い続けてるし、情報も追ってはいるのだけどやはり実践に勝るものはないなと。そもそも閃刀姫デッキの特性上、相手のデッキを少しでも多く知っていることが勝利に繋がるタイプのテーマだしなぁ。

相手の展開を多少許しても特定のコンボを決めて制圧すれば勝てるってタイプのデッキ使った方がいいのかもしれないけど、やっぱり閃刀姫が好きなのでレイちゃんと一緒に勝てるように精進していく次第。

 

あとアレだ、相手がいてこそ成り立つカードゲームだからこそ、敬意を払って丁寧なデュエルを心がけようと思った。

勝ち負け関係なく、終わった後の気分が良かった対戦と悪かった対戦の両方を1日で経験したから余計に。

 

今日の大会はとても満足のいくものだったけど、「もっと上を目指したいなぁ」という気持ちも出てきているので時間があえばまた参加しよう。

こういうご時世だけど、コナミ側もカード屋側も対策整えて大会や交流会という場を設けてくれるので、参加して盛り上げていきたい。

きらめく宝石。

ここ最近、自分から動く趣味、まあ模型作りや創作活動なんですけどたまにやっても長続きせず、モヤモヤとする毎日を送ってますが皆さま如何でしょうか。

 

そんな中でも心を失わずに生きてられるのは毎週何かしらアニメを見てるからなのかなぁ…と思う。何も考えずに100%受け身で楽しめるし。

 

とまあ何時ものひっくいテンションでの導入になってしまったのだけど、今回はプリキュアのデザインセンスってやっぱり秀逸だよなぁって話。

 

 

先日始まった『トロピカル~ジュ!プリキュア』だけど、コレがまたすごくいいスタートを切ったなと。

とにかく明るくハイテンションで、月並みだけど見てるこちらも自然と元気になるようなパワーを秘めた作品だなと思う。

 

ところで自分、プリキュアを見てると高確率でイメージカラーが紫のプリキュア、通称『紫キュア』に引っかかってる。

推しのプリキュアを問われたら間違いなくキュアムーンライトとキュアセレーネを挙げるし、前年のヒーリングっどプリキュアもキュアアース推しだったし。

 

そんなわけで今回のトロプリも紫キュアである『キュアコーラル』が気になっているわけでして。

2話現在でコーラルは登場していないものの、変身者の『涼村さんご』を見てすでに良い子で可愛いキャラだなーと引かれてる時点でもう確定ですねコレは。

 

そんな彼女が冠する『コーラル』という単語について軽く調べてみてふと思った。

珊瑚、珊瑚色という意味を持ち、赤やピンク系の色を連想させる『コーラル』。

画像検索すると赤やピンク、オレンジの宝石の写真が多数ヒットする。

 

…何故『赤』を連想させるコーラルという名前なのに、紫キュアなんだろう?

 

そう思いながらトロプリの公式サイトに飛び、改めてキュアコーラルの姿を見た時…デザイナーは天才かと思った。

 

紫の髪や服装で彩られたデザインの中で、ひときわ目立つ大きなリボン。そのリボンの色がまさに『コーラル』を思わせる鮮やかなピンク色。

差し色として『珊瑚色』がとても効果的に使われているデザインだった。

 

プリキュアのデザインって『差し色』の使い方が凄い上手いんだよなぁ。

その中でも一番差し色の使い方が上手いのは『ドキドキ!プリキュア』だと思ってる。

プリキュアのイメージカラーの濃淡以外の色を極力排した上に、装飾も例年より減らされたデザインなのに他のプリキュアに負けない華やかさを持ってる。

その要因が差し色の使い方、カラーデザインの妙にあるのは間違いないんじゃないかと。

 

そんな事を思いながらキュアコーラルの姿を見ていてもう一つ気付く。

 

大きなリボンが珊瑚であるなら、海のようにも見えるメインカラーの紫と合わせることで、『珊瑚海』のよう。

 

キュアコーラルのデザインコンセプトは『珊瑚海』。

それに気付いて、デザイナー凄いな…と心の底から思った。

 

プリキュアシリーズは毎年色々なテーマを持っていて、そのテーマに応じたキャラクターデザインはどれも魅力的なのだけど、今回のキュアコーラルは近年の中では特に秀逸だなと。

 

今後もう少しメンタル面が落ち着いて、また創作活動ができるようになったならプリキュアのような魅力的なデザインを創作してみたい。

そう思える程度にはまだ創作活動に対する渇望は失われていないらしいと実感しながらこの辺で〆としましょう。

 

 

しかしながら、キュアコーラルはまだ本編に登場すらしていないのに勝手に期待値爆上げして大丈夫なんだろうか…?きっと大丈夫だろう。

2020年を振り返る。

世界的に色々大変だった2020年も、もうじき終わり。

今年は殆ど件の感染症の話題で持ちきりで、いろんな所で影響があり、変化があり。

自分は幸いにも感染することなく、友人知人で感染したという話も聞かずに激動の一年が過ぎ去ろうとしている。

まだまだ予断を許さない状況だけど、このまま何事もなく終息に向かってくれれば良いのだけれど。

 

自分自身の今年の一番大きな変化は、職場の変化だろうなぁ。ようやくまともな職場にありつけたという感じ。

やっぱり職場において、働いてる人がどうであるかが一番大事だなぁ……ここ6年くらい、派遣で色んなとこを転々としてきたけれど、比べ物にならないくらい仕事がやりやすい。

時給も今までで一番良いわ、社員食堂も完備だわという至れり尽くせり。

正社員登用されるかも、との話もあるのでここで腰を落ち着けてしまおうかと思えるくらい。これまでの派遣先では正社員になろうなんてまず考えなかった。そんなところばかりだったので。

 

というわけで、生活面や収入面に関しては今までが『釣り糸の上で綱渡りをするような生活』だったのが『綱渡り生活』程度までには持ち直せたかなと。

むしろ今までどうやって生きてたんだろ……

 

 

とは言ったものの、メンタル面は相変わらずの荒れ具合でしたね。主に、模型をはじめとした創作活動について。

 

今年2月のワンフェスにはディーラー参加したものの、当日に間に合わず未完成の原型に直接色塗って展示というその場しのぎ。

 

以降、今年はほとんど創作活動をしていない。

たまに気が向いてパテをこねたりしてみたり、小説のプロット書いてみたりはしたけど、一日二日で投げてる。

 

『創作活動を続けない自分に生きてる資格はない』という義務感からくる、創作活動していない自分に対する罪悪感。

たまに手を動かしても『いくら作っても下手くそ、自分の下手な創作物にはなんの価値もない』という自分で自分に呪いをかけ続ける日々。

 

『自分は創作しなきゃダメ』と『自分の創作に価値無し』。二律背反の板挟み。

創作活動しようがしまいが、ダメージを受け続ける毎日。

やっぱりワンフェス参加してた時期に相当自分に呪いかけてたんだろうなぁ。

 

創作活動自体はやりたい、続けたいと思う。

ただ、『人に認められないと意味がない』『出来が良くなければやるだけ無駄』等々で創作活動に対するハードルを際限なく上げ続けてる、そんな感じ。

 

今後創作活動を続けていくかどうかは来年の自分に託すとして。

 

こんなだった2020年だったけど、乗り越えられたのは好きなアニメ作品のイベントや、夢中になれる作品に出会えたことだろうなぁ。

 

年の初めには、自分が生涯推していく作品『リリカルなのは』のライブイベント、リリカルライブで大泣きし。

 

4月ごろに、アニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』を見て、学生時代のように「ペコリーヌは俺の嫁」なんて言ってみたり。

 

夏頃には『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』をきっかけに、久々にガンプラを買い込んで作ったり。

 

秋から始まった『戦翼のシグルドリーヴァ』にどっぷりハマり、アニメ本編やスピンオフ小説を堪能する年末を過ごして。

 

他にも色々な作品を見て触れて。

 

なんだ、意外と楽しんでるじゃないか、2020年。

 

とりあえず、来たる2021年も色んな作品を楽しみつつ、なるたけ自分を追い込まないように生きていきましょ。

 

 

と、〆ようと思ったところで思い出した。今年ひとつ作品完成させてるじゃないか。

 

kakuyomu.jp

自分のように、創作活動に悩み葛藤するクリエイターをテーマに書いた中編小説。

もしここまで読んだ方で、創作に後ろめたい思いを抱えてる人がいたのなら、読んで欲しいなぁと思う、そんなお話。